十両復帰目前の朝乃山 「早く戻りたい。横綱とやりたい」大の里との初対戦へ意欲 稽古で王鵬らと18番取り15勝3敗
「大相撲名古屋場所」(13日初日、IGアリーナ)
大関経験者で西幕下筆頭の朝乃山(31)=高砂=が4日、愛知県海部郡の部屋で稽古を行った。出稽古に訪れた幕内王鵬(大嶽)と豪ノ山(武隅)らと18番取り、15勝3敗。幕内復帰から、横綱大の里との初対戦へ強い意欲を口にした。
幕下相手に8連勝後、王鵬に2勝3敗、豪ノ山に5勝。豪ノ山には立ち合いで土俵際に追い込まれながら、左足で耐えて寄り戻すなど、昨年の名古屋場所で前十字靱帯を断裂した左膝の影響を感じさせなかった。「押されて土俵際で残れたのは、本場所でもあると思うので良かった」とうなずいた。
十両復帰は目前だが、幕内への思いを「早く戻りたい。横綱とやりたい」と語った。大の里とは24年1月の稽古、巡業の計2回胸を合わせたという。横綱への期待も高かった31歳は「左足の怖さはなくしていきたい」と初日を見据えていた。




