JOC 山下泰裕前会長が新会長の橋本聖子氏に期待「豊かなご経験と卓越したリーダーシップ」
日本オリンピック委員会(JOC)の前会長を務めた山下泰裕氏が27日、橋本聖子参院議員の新会長就任を受けてコメントを発表した。
「このたび、橋本聖子氏が日本オリンピック委員会会長にご就任されましたこと心よりお祝い申し上げます。豊かなご経験と卓越したリーダーシップは、国際オリンピック委員会をはじめ、各国・地域のNOC(国内オリンピック委員会)からも高く評価され、日本の国際的なプレゼンスの向上につながっています。また、橋本会長が選手強化本部長時代に掲げられた『人間力なくして競技力向上なし』という精神は、現在の指導者やアスリートたちの規範として、今もなお受け継がれております。これまで支えてくださった多くの皆様への感謝の思いを胸に、今後ともスポーツの価値を『守り』『創り』『伝える』役割を担っていただけることを、心より願っております」
JOC新会長は、26日に開かれた理事会で決定。史上初の投票が行われ、日本サッカー協会(JFA)前会長の田嶋幸三氏(67)、JOC前副会長の三屋裕子氏(66)の計3人の中から、過半数を獲得した橋本氏に決まった。
女性初のトップで、任期は2年。「私は国会議員ではあるが、元々はオリンピアン。JOC会長の立場で仕事をやり遂げていくことも、政治家としての私自身の仕事と思っている」と会長職と参院議員の両立に意欲を示し、また「明確に裏金はなかった、不記載ではなかったと検察から認められている。もしそういった一点の曇りがあるなら、私は立候補していない」と、自民党派閥裏金事件に関係した件についてもきっぱり否定していた。



