阿部詩が世界選手権から帰国 涙のパリ五輪から世界女王に返り咲き「安堵感や達成感がある」 28年ロス五輪へ「いったんは最高のスタート」

 柔道の世界選手権(ブダペスト)女子52キロ級で5度目の優勝を果たした阿部詩(パーク24)が16日、羽田空港に帰国。昨夏のパリ五輪の2回戦では涙の敗戦となったが、世界女王に返り咲き「なかなか先の見えない時期もあったんですが、それを乗り越えてもう一度世界一になれたのは、本当にたくさんの方々のおかげ」と話した。

 決勝では、パリ五輪銀メダルのディストリア・クラスニチ(コソボ)と戦った。残り57秒で、豪快な背負い投げを下し一本勝ち。「オリンピックの負けがあったからこそ、モチベーションが高く優勝できた大会だった。今までの優勝とは違った安堵(あんど)感や達成感がある」と笑顔で振り返った。

 2028年ロサンゼルス五輪へ最高の滑り出し。「やっぱり私自身は、オリンピックで優勝したい気持ちがすごく強いので、この結果に満足せず、さらに強くなりたい。いったんは最高のスタート」。次なる舞台はグランドスラム(12月、東京)を予定している。「しっかり優勝してまた次につなげたい」と力を込めた。

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