柔道 角田夏実 世界選手権が去就の判断要素「出たいと思うか、素直に応援できるか」
柔道女子で、昨夏のパリ五輪48キロ級金メダルの角田夏実(SBC湘南美容クリニック)が23日、都内で行われた24時間型フィットネスジムの「URBAN FIT24飯田橋駅前店オープニングセレモニー」にゲストとして参加した。
薄紫色のジャージーに、黒いパンツを合わせたスポーティーな姿で登場。イベントではテープカットに加えて、約100キロを超える男性司会者に代名詞のともえ投げをかけるなどし、イベントを盛り上げた。
4月は無差別で争われた全日本女子選手権に挑戦し、最軽量級ながら果敢に攻めて3回戦まで進出。「あそこまでいけたなら、もう少しいけたんじゃないかという悔しさがある。『来年は予選から出る?』と言われたりして、ちょっと興味あるなと思った」と2度目の出場に意欲をのぞかせた。
現在は治療に専念しており、畳に上がることは週1回ほど。ただ有酸素系やヨガなど体の柔軟性を高める体作りを行っており、本来の階級に合わせたトレーニングをしているという。
ともに五輪を戦った仲間たちは、世界選手権(6月、ブダペスト)に出場する。自身は代表を辞退した。パリ五輪後、去就について揺れ動いている角田は、「自分が出ない世界選手権は自分の気持ちを知る部分でもあるのかな」と推測し、「日本の選手は頑張ってほしいけど、その中で悔しい、ちょっと出たいと思うのか、本当に素直に応援できるのか、というところが今後の自分の柔道人生に影響が出てくる。自分の中でも楽しみ」と明かした。





