神戸がプレーオフ準決勝進出 レギュラーシーズン2敗の静岡下す 決勝はBL東京と
「ラグビー・NTTリーグワン・プレーオフ準々決勝、神戸35-20静岡」(17日、花園ラグビー場)
レギュラーシーズン(RS)5位の神戸は同4位の静岡を下し、準決勝進出を果たした。前半5分、相手のオフサイドで得たチャンスにSOガットランドがPGを選択。冷静に決めて3点を先制した。その後、静岡に1トライ1ゴールで逆転されたが、同18分に相手のハイタックルでペナルティートライを得て再びリードを奪った。後半もFB李承信のトライなどで得点を重ねた。一時は4点差まで迫られたが、最後まで集中力を切らさなかった。
RSで2戦2敗した相手に雪辱。10日の最終節での対戦はスクラムで苦戦し、23-29で敗れていた。しかしこの日はしっかりと組み、逆に相手のミスを誘ってガットランドのゴールキックなどで得点につなげた。神戸4トライ、静岡2トライと、少ないチャンスをものにした。
デイブ・レニー・ヘッドコーチは「スクラムはしっかり自分たちの方に迎えることができたしDFもできた」とFW陣を評価。LOレタリック共同主将も「フロントローがしっかりプラットホームをつくってくれて、しっかり8人でスクラムを組んでプレッシャーをかけることができた」と手応えを口にした。
兵庫県を本拠地にするチームにとって、1995年の阪神・淡路大震災から30年目の節目で初のリーグワンプレーオフ。初戦を突破し、準決勝はRS1位のBL東京と24日に東京・秩父宮で対戦する。



