サントリー ストレート勝利で逆王手 名古屋との初戦大逆転負けの反省生かした 相手の強打も“鉄壁”シャットアウト
「SVリーグ男子・プレーオフ準決勝、サントリー3-0名古屋」(26日、Asueアリーナ大阪)
大阪市のAsueアリーナ大阪などでプレーオフ準決勝第2戦が行われた。男子でレギュラーシーズン(RS)2位のサントリーは同3位の名古屋にストレート勝ちし、対戦成績を1勝1敗の五分とした。エース高橋藍、シリフカが躍動。RS覇者の大阪Bは同4位の愛知に2-3で破れ2連敗を喫し、敗退した。女子はRS1位の大阪Mが4位のデンソーを3-1で下し、3位のSAGA久光は2位のNEC川崎にストレート勝ち。ともに1勝1敗とした。準決勝は先に2勝した方が決勝に進む。
同じ轍(てつ)は踏まなかった。2セット連取で迎えた第3セット。相手のポイントゲッターを“鉄壁”の日本代表ミドルブロッカー・小野寺がシャットアウトした。10-12の2点ビハインドから、ニミルらのスパイクを連続ブロックに成功。名古屋に流れを渡さないストレート勝利で決勝進出へ王手をかけた。
初戦は先にマッチポイントを握りながらも悪夢の大逆転負け。ニミルの強打に試合をひっくり返された反省を即座に生かした。「昨日は対応の仕方がまずかった。映像を見返して、位置取り、手の形、タイミングを考えて、それが結果につながってくれた」。効果はてきめんだった。
チームは初戦で出番が少なかったシリフカを攻撃の軸に据え、アタック決定率68・4%の計16得点をマーク。高橋藍も前衛のクイックをおとりにした『パイプ攻撃』で得点を量産。オリビエ監督の采配が的中した。
勝負の第3戦へ、エースに緩みはない。「きょうの試合を自信に明日に臨みたいし、明日のことを考えて(夜は)過ごしたい」と高橋藍。勝ってかぶとの緒を締め、決戦を見据えた。



