ラグビー「産休」規定の明記検討 リーグワン、出産の記述を追加

 ラグビーのリーグワンが試合登録メンバーの変更を認める理由に、出産に関する記述の追加を検討することが24日、分かった。規定にある「やむを得ない事情」として、出産の立ち会いで変更が認められた前例はあるが、明記することで「産休」を取りやすくする狙いがある。

 代表戦と同じく、リーグワンは試合の48時間前に選手を登録する。その後の変更は「負傷または急病などやむを得ない事情」があり、主審らの承認を得た場合に限るとしている。

 埼玉のロビー・ディーンズ監督は11日の三重戦後の記者会見で、日本代表歴を持つFWジャック・コーネルセンが試合前日に出産に立ち会ったことを明かし「規定には出産に立ち会う選手の変更が認められるとは書いていない。生まれるタイミングが気になっていた」と話していた。リーグワンは出産や忌引など家庭の事情も含むことを規定で明確にする見通し。

 米大リーグではドジャースの大谷翔平が産休制度「父親リスト」を利用して注目を集めた。

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