大の里、豊昇龍や琴桜と12番 「いい空気感で稽古」

 大相撲の春巡業は13日、千葉市で行われ、夏場所(5月11日初日・両国国技館)で初の綱とりに挑む大関大の里は、横綱豊昇龍や大関琴桜と12番取って5勝7敗だった。今回の春巡業で横綱、大関の3人による相撲を取る稽古は初めてで、大の里は「いい空気感で稽古できたのではないか。精度を上げていきたい」と納得の表情で語った。

 右差し、左おっつけの寄りは迫力十分で、豊昇龍には3勝4敗だった。今後は関東地方での巡業が続き「(移動による)体への負荷もあまりないので、稽古に集中してやっていく」と調整のペースを上げる構えだ。

 大関昇進直後の昨年10月の秋巡業では、体調不良で途中離脱した苦い経験がある。

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