体操男子 新星・角皆が 10月世界選手権へ意気込み 監督も「かなり高い確率で代表に入る」と太鼓判
体操男子の強化合宿試技会が12日、東京都の味の素ナショナルトレーニングセンターで公開された。角皆友晴(市立船橋)が橋本大輝に次ぐ総合2位となり「最近、あん馬と鉄棒の調子があまり良くなかったが、何とか通った。けれど、まだまだ点数を残せるところがあるので、仕上げていきたい」と話した。
得意種目だという鉄棒では3回宙返りを初めて取り入れた。ミスしてしまったものの、合計ではノーミスの橋本とわずか0・467点差。角皆は「まだちょっと仕上がっていない」と悔しがったが、村田憲亮監督は「成功していたら上回っている。日本のトップに近いところにきている」とし、「今の実力通りに代表選考を戦ってくれたら、かなり高い確率で代表に入る」と太鼓判を押した。
昨年の世界ジュニアでは、平行棒と鉄棒の2冠を成し遂げた期待の新星。直近の目標としている世界選手権(10月・インドネシア)へは「(4月の)全日本選手権が代表選考を兼ねているので、失敗しない演技をしたい」と意気込み、3年後のロサンゼルス五輪へは「時間があるようで、意外とない。計画を1個1個立てて、頑張って行きたい。日本代表として狙っていかないと」と力を込めた。


