３月２日に行われる東京マラソンの招待選手会見が２８日、都内のホテルで行われた。昨年９月のベルリンマラソンで、日本歴代７位の２時間２０分３１秒をたたき出した細田あい（エディオン）、同９位の２時間２１分１８秒の記録を持つ安藤友香（しまむら）が出席。９月に東京で開催される世界選手権の代表選考会を兼ねる大一番へ力を込めた。

　昨年のパリ五輪は出場を逃し、補欠だった細田。「その時は苦しいことだったり、悔しいと思った瞬間もあった」というが、「先を見据えて進んでいくことの方が大事。今は東京マラソンに向けてという気持ちで進めている」と新たな思いで挑む構えだ。ベルリンマラソン後は、主に鹿児島・奄美大島で調整。「目標は自分を破るという意味で自己記録更新を目指したい」と誓った。

　安藤は、鹿児島・徳之島、奄美大島、宮崎などでトレーニングを積んだ。「昨日の自分よりも成長するということがモットー」と自己記録更新が目標。「今できることを最大限発揮することでチャンスをつかめたら。まずは東京マラソンで自分を超えたい」と世界選手権出場を見据えた。