初黒星フォルティウス・吉村紗也香は大逆転負けに涙「最後決めきれなかった」決勝T進出は決定 五輪夢繫ぐにはVのみ「次は絶対、絶対、絶対勝ちます」
「カーリング・日本選手権」(6日、横浜BUNTAI)
女子2次リーグが行われ、ここまで全勝だったフォルティウスは18年平昌五輪、22年北京五輪2大会連続メダルのロコ・ソラーレに6-7で大逆転負けを喫して初黒星。ただ、1次リーグの対戦成績を持ち越した2次リーグの成績で3勝1敗とし、準決勝進出を決めた。
終始優位な展開を作り、ロコを圧倒していたフォルティウス。しかし、ロコのスキップ藤沢五月のミラクルショット連発で突き放せないでいると、第8エンドに1点スチールを許し、1点差に迫られた。6-4で迎えた最終10エンド。先攻のフォルティウスの吉村の最終投がガードに当たってしまい、ロコに3点を献上。痛恨の一投となった。
スキップ吉村紗也香は「すごい悔しい。ちょっとした隙をとられた。クロスゲームになるだろうと予想していた。最後の詰めを決めきることができれば、全然勝てたと思う」と振り返った。最終ショットについては涙をこらえながら目を赤くさせ「最後決めきれなかった。次は絶対、絶対、絶対勝ちます。頑張ります」と前を向いた。それでも優勝の可能性は残っている。ミラノ五輪への道を繫ぐには優勝のみ。「優勝に必要な負けだと思って明日頑張りたい」と、見据えた。





