高梨沙羅 日本勢最高7位 今大会初のK点到達に久々笑顔「いい状態に持っていけた」
「ノルディックスキー・ジャンプ女子W杯」(26日、アリオンテック蔵王シャンツェ)
個人第13戦(ヒルサイズ=HS102メートル)が行われ、高梨沙羅(クラレ)が88メートル、95メートルの合計211・4点で日本勢最高の7位に入った。伊藤有希(土屋ホーム)は13位、勢藤優花(オカモトグループ)は16位、一戸くる実(CHINTAI)は29位だった。ジャクリーン・ザイフリーズベルガー(オーストリア)が今季初勝利、通算3勝目を挙げた。
苦しいシーズンを送ってきた高梨に久々に笑顔が戻った。11位で迎えた2回目。今年の蔵王大会では試技や予選、団体戦も含めて初めてK点(95メートル)まで到達し「想像以上にいい状態に持っていけた」と目尻を下げた。1回目は難しい風にも見舞われて88メートルに終わったが「(動きの)流れはいい。続けていくことで自然に台へ力を伝えられる」と、つかんできた助走の好感覚を信じて2回目へ。安定した姿勢から飛び出して飛距離を伸ばし「今できる限りのことができた」とうなずいた。





