宮田笙子が初優勝!2位に2・335点差で圧勝「練習は裏切らないところをみせられた」 パリ五輪切符に大前進 岸里奈が2位、世界ジュニア女王の中村遥香が3位 3大会連続五輪狙う杉原愛子は5位

 「体操・全日本個人総合選手権」(13日、高崎アリーナ)

 今夏のパリ五輪代表選考会を兼ねて女子決勝が行われ、宮田笙子(順大)が2日間合計109・798点で初優勝を飾った。2位に2・335点差を付ける圧勝だった。今大会の得点を持ち点にして争う5月のNHK杯(高崎)でパリ五輪代表5人が決定する。

 予選トップで迎えた決勝。最初の種目の跳馬で全体1位の14・333点のハイスコアをマークし突き放すと、段違い平行棒は全体2位、平均台も全体4位と安定感した演技でまとめた。最終種目の床運動も躍動感溢れるパフォーマンスで圧倒。全体3位の得点でまとめ、演技を終えると、右拳を握り、ガッツポーズした。

 優勝インタビューでは「あんまり優勝を考えずに納得いく演技をやりきることが目標でした。ベストではなかったですけど、ベターで4種目乗り越えることができた。練習は裏切らないところをみせられた。来月のNHK杯にも繋がっていく」と、充実した表情で振り返り、「この1年、2年は体操女子は怪我が多くて、この舞台に立てなかった選手の思いもある。選手達の分まで頑張りたい」と、今後を見据えた。

 予選4位の岸里奈(戸田市スポーツセンター)が2位、予選2位だった昨年の世界ジュニアの個人総合女王で、15歳の中村遥香(なんばク)が3位だった。日本女子3人目の3大会連続五輪出場を狙う杉原愛子(TRyAS)は5位だった。

 ◆体操女子のパリ五輪代表選考 5人が代表で、女子は全日本選手権の得点を持ち点に争う5月のNHK杯(高崎アリーナ)の上位4人とチーム貢献度で1人が代表入りする。

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