大坂なおみ終始笑顔で調整 杉山愛監督「おおらかで優しい雰囲気になった」出産後初の国内プレー ビリー・ジーン・キング杯

 女子テニスの国別対抗戦、ビリー・ジーン・キング杯予選の日本-カザフスタン戦は、12日から東京・有明コロシアムで開催する。元世界ランキング1位の大坂なおみ(フリー)は、10日早朝に日本に到着し、午前10時から同会場で約2時間の練習を行った。

 日本国内でのプレーは22年9月以来で、出産後は初。髪の毛は団子の形で束ね、男子選手とのゲーム形式の中でサーブや細かい動きを確認した。練習中は終始、笑顔が絶えなかった。

 1月の全豪オープン以来の再会となった杉山愛監督は「コンディションは上がっていると感じる」と評価。産休を経て印象も変わったと明かし、「前は人と距離を取りたい空気感を感じていたけど、おおらかで優しい雰囲気になった。気持ちの整理の仕方、オンコートでの立ち振る舞い、本当にプロフェッショナル。アスリート、人としても成長していると感じた。一緒にワーク(練習)しやすいし、コミュニケーションも取りやすい」と語った。

 日本代表メンバーは日比野菜緒、本玉真唯、大坂なおみ、青山修子、柴原瑛菜の5人。カザフスタン戦は過去4勝1敗と勝ち越している。勝利すれば11月の決勝大会(スペイン)に進み、負ければプレーオフに回る。杉山監督は「ベストメンバーが有明にそろってくれた。ホームで戦える。それぞれが力を合わせて勝利をつかんでいきたい」と意気込んだ。

 大坂は23年7月に女の子を出産。休養期間を経て今年1月のブリスベン国際からツアーに復帰し、2季ぶりの四大大会となる全豪オープンにも出場した。

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