バレー女子・黒後愛 パリへ引っ張る 東京五輪エースが3季ぶり代表復帰「存在感出していきたい」

 バレーボール女子日本代表が、パリ五輪出場権獲得へ向けて始動した。5日に、都内の味の素ナショナルトレーニングセンターで会見が行われ、真鍋政義監督(60)と登録メンバー22人が出席。21年東京五輪でエースを務め、3季ぶりに代表復帰した黒後愛(25)=埼玉上尾=が意気込みを語った。

 黒後が代表に戻ってきた。3季ぶりに日の丸のジャージーに袖を通し「うれしい気持ち。それに尽きる」。招集の意思確認の際には「行きます!」と即答したことを明かし、「半分くらい諦めていたけど、チャンスをいただけてうれしい」とほほ笑んだ。

 東京五輪はエースとしてチームをけん引。ただ大会後は「心と体のギャップが生まれてきた」と、心身の不調に苦しみ1シーズン休養した。東レの越谷章監督からの提案もあり、寮から実家に帰郷。競技から少し距離を置き、ゆっくりと心を休めたという。

 実戦復帰は地元で行われた2022年栃木国体。リリーフサーバーの出場にとどまったものの、小学生時代の友人などが駆けつけてくれた。「自分がバレーボールをしている姿を見て、こんなに喜んでくれる人がいるんだ」。多くの声援がモチベーションとなり、また競技と向き合えた。昨季からは心機一転で、埼玉上尾に移籍。着実に状態を上げて出場機会を増やし、代表の舞台に返り咲いた。

 真鍋監督が復帰してからは初の招集。指揮官は「経験値は素晴らしい」と期待を寄せる。五輪切符につながる勝負のネーションズリーグ(トルコなど)は5月14日開幕。メンバーは今月末の米国遠征出発までに17~18人に選考していく方針だ。「世界と最前線で戦った長い期間が自分の強み。存在感を出していきたい」と黒後。頼りになる元エースが力の限りを尽くす。

 ◆黒後 愛(くろご・あい)1998年6月14日、栃木県宇都宮市出身。家族全員がバレーボール経験者で、小学3年生から競技を始めた。下北沢成徳高では2年時から2年連続で春高バレー優勝&MVPを獲得。17年からVリーグの東レに入団し、同年に最優秀新人賞を受賞した。18年ネーションズリーグで日本代表デビュー。21年東京五輪も出場した。その後は心身のコンディション不良で1シーズン休養し、22年栃木国体で復帰。23-24年シーズンから埼玉上尾に所属。180センチ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス