入江引退会見「びっくりの涙」盟友・北島氏サプライズ登場「心強い後輩だった」とねぎらう 北京五輪では同部屋

 競泳男子で4大会連続で五輪に出場し、12年ロンドン大会では背泳ぎ2種目を含む3つのメダルを獲得した入江陵介(34)=イトマン東進=が引退した。3日に都内で会見を行い、黒色のスーツに身を包んで登場。0歳のベビースイミングから水に触れ、16歳から日の丸を背負った現役生活を振り返り、数度言葉をつまらせながら「幸せ」を3度繰り返した。

 サプライズゲストとして、五輪をともに戦った盟友・北島康介さんが登場。「競技生活ご苦労さまでした。引退した年が(34歳で)同い年。気持ち分かる!」と箱に入った花束を手渡されると、入江は涙を流して喜んだ。

 2人は2008年北京五輪で同部屋。北島氏が五輪2大会連続2冠を狙う中、緊張感が張り詰めていた大会だ。北島氏は「陵介に楽に生活させてあげたかった心残りある」と当時を笑いながら懐かしみつつ、「メドレーリレーで組んだロンドン(五輪)は僕が調子が悪い中、引っ張ってくれた。その後も日本をけん引して、心強い後輩だった」とねぎらった。入江は「びっくりの涙。昨日にLINEしたのに返信がこないな?と思っていた。まさか(会見に)来ていただけるなんて。うれしい。ここからの人生の方が長いので、いろいろアドバイスをいただきたい。ゴルフも連れていっていただければと思います」と笑顔で語った。

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