「名古屋ウィメンズマラソン」（１０日、バンテリンドーム発着）

　パリ五輪最終選考会を兼ねて行われ、残り１枠となっていたパリ五輪代表には２時間１８分５９秒の日本記録を持つ前田穂南（２７）＝天満屋＝が内定した。今大会で前田の日本記録を突破する選手が出なかったため、２大会連続の五輪切符を獲得となった。

　前田は１月の大阪国際女子マラソンで１９年ぶりに日本記録を更新。名古屋ウィメンズで前田の記録が破られなければ、五輪切符獲得が決まることになっており、結果を待つ身だった。

　名古屋ウィメンズマラソンには東京五輪代表で２時間２１分５２の自己記録を持つ鈴木亜由子（３２）＝日本郵政グループ、昨年の世界選手権代表で２時間２１分５５秒の自己記録を持つ加世田梨花（２５）＝ダイハツ、２時間２１分３６秒の自己記録を持つ安藤友香（２９）＝ワコール＝らが出場。昨秋のマラソングランドチャンピオンシップ（ＭＧＣ）３位の細田あいは欠場となった。

　今大会を持って男女のパリ五輪代表選考が終了。男女の代表が出そろった。

　◆マラソン・パリ五輪代表

　男子　小山直城（ホンダ）、赤﨑暁（九電工）、大迫傑（ナイキ）

　女子　鈴木優花（第一生命）、一山麻緒（資生堂）、前田穂南（天満屋）

　◆マラソン・パリ五輪代表補欠

　男子　川内優輝（あいおいニッセイ同和損保）

　女子　細田あい（エディオン）