新十両・日翔志が執念の関取初白星 前日に右足首じん帯部分断裂も強行出場「気持ちでとりきりました」

 「大相撲九州場所・3日目」(14日、福岡国際センター)

 新十両の日翔志(追手風)が執念の関取初白星を挙げた。前日の取組で負傷した右足首をテーピングで固めて強行出場。貴健斗の張り手にもひるまず前に出て押し出した。

 前日に負傷した瞬間は「音が鳴った。終わったと思った」。自力で歩けず、車いすに乗せられて引き揚げていた。病院でレントゲンとMRI検査を受けた結果は、骨には異常がなかったものの、じん帯が部分断裂していたという。それでも「15連敗とか休場は嫌。死んでもとりきってやろう」と決意。痛み止めの注射3本に加えて座薬も入れて土俵に上がり、白星をつかみとった。

 新十両に昇進するまでも、首の大ケガで3場所連続全休を経験した苦労人。関取としての1勝に「感慨深い。うれしい。気持ちでとりきりました。前に出るしかできないのが逆によかった」と顔をほころばせた。

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