美ノ海が沖縄出身17年ぶり新入幕 戦後5人目「相撲を見る子供たちが増えればうれしい」
日本相撲協会は30日、大相撲九州場所(11月12日初日、福岡国際センター)の新番付を発表し、美ノ海(木瀬)が新入幕を果たした。沖縄県出身者では06年秋場所の琉鵬以来戦後5人目。九州場所での幕内昇進を「すごく自分の中では大きいこと」と喜び「僕自身、相撲を小さい頃に見る機会が少なかった。相撲を見る子供たちが増えればうれしい」と、自身の活躍で故郷の相撲熱が高まることを願った。
初土俵から7年半、新十両からは5年余りを要した30歳。178センチ、141キロと関取では小柄な部類に入るが「真正面から自分の逃げない相撲を見せていきたい」と、真っ向勝負を身上とする。
大栄翔、若元春、朝乃山らと同学年。学生時代はしのぎ削ったとあって「僕はまだまだ番付は低いけど、少しずつ当たる可能性がある番付になってきたのかなという思いはある。ぜひ戦ってみたい」と対戦を心待ちにした。





