体操・日本男子団体 8年ぶりのV 東京五輪「銀」から2年、伝統の美しい「着地」で逆転 最大の目標五輪制覇へ

 「体操・世界選手権」(3日、アントワープ)

 男子団体総合決勝が行われ、橋本大輝(順大)萱和磨、千葉健太(ともにセントラルスポーツ)南一輝(エムズスポーツク)杉本海誉斗(相好ク)の日本は6種目合計255・594点で2015年大会以来、8年ぶり7度目の優勝を果たした。昨年優勝の中国が2位。3位米国は14年大会以来の表彰台となった。

 日本は東京五輪の団体総合で頂点にわずか0・103点及ばなかった。あれから2年。突き詰めてきた体操ニッポン伝統の美しい「着地」が、悲願をたぐり寄せた。

 口火を切ったのは南だった。序盤にミスがあり、前半3種目を4位で折り返して迎えた4種目目の跳馬。力強い踏み切りから高々と舞った大技「ロペス」で、マットに吸い付くように止まった。

 コーチとして同行する内村航平さんが「ゲームを変えた」と称賛した1本は15・000点の高得点。重苦しい雰囲気を一掃すると、続く平行棒、鉄棒の残り6演技全てでぴたりと着地を決めた。

 代表合宿で「着地が勝敗を分ける」と意識を共有し、1回宙返りの基礎から徹底。無数の反復練習が世界一を争う緊張感の中でものをいった。最終演技者の橋本が「鉄棒を離した瞬間に止まる感覚がした。スローモーションに見えた」と言うほど体に染みついていた。東京五輪王者のロシアは不在。2位中国も主力を一部欠いていたが、内村さんの「絶対に勝たなきゃいけない状況で勝つのが一番難しい」とのげきに応えた。一つ壁を乗り越え「来年はさらに強くなっている」と橋本。最大の目標、五輪制覇へ確かな手応えをつかんだ。

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