バレー協会が謝罪 フィンランド戦でのカメラワイヤー切断トラブル「お詫び」 観客に接触の事象公表 今後は使用せず フジテレビが調査中

 第3セット、コート上のワイヤー中継カメラが動かせなくなり、試合中断となる(9月30日)
 第3セット、コート上のワイヤーカメラが動かなくなり、試合中断となる(9月30日)
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 日本バレーボール協会は1日、9月30日に代々木第一体育館で行われた男子のパリ五輪予選、日本-フィンランド戦において、コート上のカメラを吊るすワイヤーが切れ、約10分間異例の中断となった問題について公式ホームページで謝罪した。

 全文は次のとおり。

 「大会で使用している放送機材であるケーブルカム(4本のワイヤーで上空に固定されている吊りカメラ)のワイヤー1本が切れる事象が発生いたしました。これにより12分ほど試合が一時中断し、また切れたワイヤーがお客様に接触する事象が発生いたしました。

 ワイヤー切断の原因については、放送を担当している株式会社フジテレビジョンにて調査中ですが、本日10月1日以降の試合においては、ケーブルカムを使用せずに競技および放送を継続いたします。

 会場で観戦されていた皆さま、放送をご覧いただいていた皆さまにはご迷惑、ご心配をおかけいたしました。お詫び申し上げます」

 当日はワイヤーが1本切れた影響でカメラがネットの少し上まで下がってしまい、会場が騒然となった。プレー続行が不可能となり、バレーボールの試合では異例の中断。10分後、ウォーミングアップを経て再開となった。

 ハプニング前にも、石川のサーブがワイヤーに当たるなど、会場の設備面に不備があったことは否めず。だが、石川は「どんな状況にも対応しないといけない」と語り、西田も「試合に支障があるのは、それは僕たちだけの問題じゃない。自分たちがそういう何かできるわけじゃなく何とも言えない」と語るにとどめた。

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