伊藤美誠が涙 早田ひなを撃破「勝つことができたのが一番うれしい」

 早田ひなに勝利し涙する伊藤美誠(撮影・金田祐二)
 早田ひなに勝利しガッツポーズの伊藤美誠(撮影・金田祐二)
 準決勝で敗れた早田ひな(撮影・金田祐二)
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 「卓球・Tリーグ・ノジマカップ」(18日、東洋大赤羽台キャンパス)

 24年パリ五輪代表選考ポイント対象大会を兼ねて行われた。21年東京五輪代表の伊藤美誠(22)=スターツ=が、5月の世界選手権銅メダルの早田ひな(22)=日本生命=を4-3で破り、決勝に進出した。

 女子卓球界をけん引するヒロイン同士の対決は、フルセットまでもつれ込んだ。伊藤が2ゲーム先取すれば、早田も2ゲーム取り返す展開。一進一退の攻防が続き、最後はサーブで好機を広げた伊藤の強打で勝負が決まった。フラッシュインタビューでは涙をにじませながら「私は挑戦者なので思い切ってやるだけ、出し切ろうという気持ちで戦った。早田選手と戦うのは久しぶりで、勝つことができたのが一番うれしい」と喜んだ。

 決勝は平野美宇(木下グループ)と対戦する。パリ五輪選考レースで伊藤は現在3番手で、平野は代表入り圏内の2番手に付けている。2人の差は11・5点差。「平野選手には前回負けている。私は100%挑戦者。できることを全て出し切れたら」と力を込めた。

◆パリ五輪代表選考ポイント女子上位(5月29日時点)

(1)早田ひな=467・5点

(2)平野美宇=247点

(3)伊藤美誠=235・5点

(4)木原美悠=222点

(5)長崎美柚=178点

(6)佐藤瞳=175点

(7)張本美和=160・5点

(8)芝田沙季=137点

 ※今大会のポイント配分…1位=50、2位=40点、3位=30点、4位=20点、5~8位=10点、ベスト16=6点、ベスト24=2点

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