35歳の織田信成 来季の現役続行明言 全日本目指す「自分がどこまでできるんだろうと」 国体は9位
「国体冬季大会・フィギュアスケート」(30日、フラット八戸)
成年男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)12位で、9年ぶりに現役復帰した2010年バンクーバー五輪代表の織田信成(35)=大阪・大阪スケート倶楽部=はフリー138・89点、合計201・46点で9位だった。
冒頭の4回転トーループは転倒。続くトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は持ち前の柔らかい着氷で成功させ、場内を沸かせた。後半のトリプルアクセルでの転倒はあったが、観客からは大きな拍手が送られた。
もともと、この国体をターゲットに現役復帰を決め、昨年11月12日の「大阪府民スポーツ大会・国体派遣選手選考会」で3247日ぶりの競技会復帰を果たしていた織田。
今後については「来年も競技者としてやりたい」と、全日本選手権出場を目指した現役続行を明言。日々練習を重ねる中で「ハァハァ言っている自分がいいなというか、生きてるなって感じがした」といい「もう少し時間があったら、自分がどこまでできるんだろうというところも知りたい」と明かした。
演技については「(練習の状態から)4回転いけるかなと思ったけど、空中で回りながら遅いなと」と振り返り「声援はすごくうれしかった。若人と一緒に滑るのは凄く楽しい。でも、自分の力不足も痛感した。試合で100%を出す練習もやらないと」と話した。




