高校駅伝やニューイヤー駅伝走ったケニア人選手がドーピング違反 4年間の出場停止に

 日本アンチ・ドーピング機構は19日、陸上で高校駅伝やニューイヤー駅伝なども走ったサイラス・キンゴリ(ケニア)のドーピング違反の決定書を報告した。

 決定書によると、20年11月の八王子ディスタンスの検査において、同選手の尿検体から「蛋白同化薬」の禁止物質であるノルアンドロステロン、ノルエチオコラノロンが検出。担当者が通知した2021年2月8日から4年間の資格停止処分となっている。

 競技者がこの違反についての不服申し立てを行わず、期限が到来したことから、決定書が報告された。

 キンゴリは仙台育英高時代に全国高校駅伝で3区2位、実業団ではSGホールディングス、ひらまつ病院に所属し、ニューイヤー駅伝にも出場した。20年12月の福岡国際マラソンでは先頭争いを繰り広げたが途中棄権となっている。

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