東京国際大エースのビンセント 故障回復で箱根駅伝OK 大志田監督「チームに安心感」

 来年1月2、3日に行われる第99回東京箱根間往復大学駅伝に出場する東京国際大が11日、埼玉県坂戸市で取材に応じた。16年に初出場し、前回は総合5位と躍進を遂げている新鋭。大志田秀次監督(60)は、故障で離脱していた絶対エースのビンセント(4年)、前回1区の山谷昌也(4年)の復帰にめどがついたことを明かし、「ビンセントも山谷も戻ってエントリーに加われた。本来のチームに戻ってきている。期待したい」とうなずいた。

 新興チームながら、昨年は10月の出雲大学駅伝で初優勝をかっさらうなど着実に地力をつけている。ただ、今年の駅伝シーズンは、20年箱根駅伝2区区間新のビンセントら主軸を故障で欠き、出雲8位、11月の全日本も11位と不振だった。

 ビンセントらが箱根駅伝に間に合うかが最大の懸念材料だったが、前日発表のエントリーには名を連ねた。2人の回復具合について、指揮官は「山谷は7~8割くらい、ビンセントが8~9割くらい。(本番まで)あと3週間あるので、山谷は状況が上がれば一気に良くなる子。ビンセントも戻ってチームに安心感を与え、選手たちの練習の消化も良くなってきている」と問題なしを強調した。

 さらに、1年時から箱根路を走ってきた日本人エース丹所健(4年)も健在で、ラストイヤーは希望区間として自ら“花の2区”を宣言。実力者が集うエース区間かつ、自身の出身地の横浜市戸塚区を走るコースとあって「2区は生まれ育ったところ。高校まで戸塚で育ってきたので、思いは誰よりも強い。4年間で一度は走ってみたかった区間なので、2区を走っていい形で終わりたい」(丹所)。その心意気に、指揮官も「大きく調子が崩れなければ2区になると思う」と起用を示唆した。

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