大迫傑 復帰戦で爽快5位 一度は引退も再出発で健闘「フレッシュな気持ちで臨めた」

 「ニューヨークシティー・マラソン」(6日、ニューヨーク市街コース)

 男子の前日本記録保持者、大迫傑(31)=ナイキ=は2時間11分31秒で5位に入った。6位だった昨夏の東京五輪後に一度は引退し、今年2月に現役復帰後、このレースが初のマラソンだった。鎧坂哲哉(旭化成)は2時間12分12秒で6位。今年のボストン・マラソンを制したエバンス・チェベト(ケニア)が2時間8分41秒で初優勝した。女子は上杉真穂(スターツ)が2時間32分56秒の17位。シャロン・ロケディ(ケニア)が2時間23分23秒で初制覇した。

 独自の道を歩みながら日本男子長距離界を引っ張ってきたランナーが戻ってきた。大迫が日本勢最上位の5位と健闘した。昨年の東京五輪後に一度は引退し、復帰後初のマラソン。再出発で変わらぬ強さを示し「フレッシュな気持ちで臨めたんじゃないかな」と爽快に笑った。

 季節外れの暖かさの中、中盤まで我慢の展開だった。30キロを8番手で通過すると、終盤の粘りで順位を上げ、2時間11分31秒でゴールした。

 東京五輪ではレース前に競技人生の集大成とすることを表明。6位入賞を果たし「出し切った」と未練はなかった。小中学生向けのイベントを開催するなどしていたが、競うことへの本能は燃え尽きていなかった。「空になったコップが徐々に満たされていった」との表現で心境を説明。2月に現役復帰を宣言した。

 10月には実業団GMOインターネットグループの登録選手となり、駅伝にも参戦することが発表された。マラソンで24年パリ五輪も見据えるが、今は目の前のレースに集中。「僕らの世代が引っ張っていく存在として、見せていこうという気持ちはある」と話す大迫の新たな挑戦が始まった。

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