坂本花織が71・72点で首位発進 世界女王の貫禄見せるも「ミスを最低限に抑えた」と苦笑い
「フィギュアスケート・スケートアメリカ」(22日、ノーウッド)
女子ショートプログラム(SP)が行われ、北京五輪銅メダルで世界女王の坂本花織(22)=シスメックス=は71・72点で首位発進した。松生理乃(中京大中京高)は59・50点で8位。女子フリーは23日(日本時間24日)に行われる。
坂本は冒頭の2回転半ジャンプ(ダブルアクセル)を降りると、大きなミスなく演技をまとめた。世界女王の貫禄を見せたが、演技後は苦い表情で「今日はミスを最低限に抑えたという感じ。あまり納得のいってないショートになった」と振り返った。
原因は練習からノーミスの演技を連続してできていなかったこと。「ノーミスでできたら自分に自信が持てて、どんなに緊張しててもちゃんとできるんですけど、普段の練習からまずちゃんとできていなかったのが原因」と、反省点を挙げた。
今季SPの新プログラム「Rock with U」と「Feedback」は、「作り上げるのにすごく時間はかかると思うんですけど、成し遂げられたらすごくかっこいいプログラム」。新たなシーズンは挑戦の年にする。