カーリング女子のロコ・ソラーレは４日、ホームページでジェームス・ダグラス・リンド氏（３７）とコーチ契約を結んだことを発表した。リンド氏は１６年からカーリング女子のナショナルコーチに就任していたが、９月３０日付けでコーチ契約を解除されていた。

　ロコ・ソラーレはホームページのお知らせを「コーチ契約について」のタイトルで更新。「この度、Ｊａｍｅｓ　Ｄｏｕｇｌａｓ　Ｌｉｎｄ（通称ＪＤ）さんと、一般社団法人ロコ・ソラーレはコーチ契約を結ばせて頂きました」と、本橋麻里代表理事名義で報告した。

　また「私たちは『世界一』を目標に掲げ、『勝つ』だけでなく、ファンの皆様に楽しんで頂ける試合を目指す中、とても心強いサポートを受けられる事に感謝致します」とし「ＪＤコーチとカーリングの旅が出来ること、法人一同とても楽しみにしております。現在、カナダ・トロントで開催されるグランドスラムの準備が整いました後、ＪＤコーチからのコメントも更新させて頂きます」とした。

　カナダ国籍のリンド氏は１６年にカーリング女子強化チームを担当するナショナルコーチに就任。「ロコ・ソラーレ」を平昌五輪銅メダル、北京五輪銀メダルに導いたが、日本カーリング協会は３日、９月３０日付けで契約解除で合意したと発表していた。本人の家庭の事情および今後の女子強化チームの強化の方向性を考慮したためとされていた。