正代 悪夢の8連敗で一気に負け越し 土俵上で前のめりにバッタリ
「大相撲秋場所・9日目」(19日、両国国技館)
大関正代が前頭三枚目宇良に引き落としで敗戦。2日目から悪夢の8連敗で、負け越しが決まった。
立ち合い、変化を見せた宇良に下から食いつかれ、上体が起きてしまった正代。最後は土俵際でタイミングよく引かれ、ばったりと前のめりに倒れた。
前日、一方的に押し出されて敗れると、幕内後半戦の審判長を務めた伊勢ケ浜審判部長(元横綱旭富士)は「正代はいつも通り。それしかいいようがない」とコメント。大関として奮起を促されていたが、意地を見せることはできなかった。
また、正代を含めて、今場所2度目の1横綱3大関総崩れ。横綱照ノ富士は前頭四枚目の高安と激しい相撲の末、最後は粘り負け。4敗目となった。
大関貴景勝は小結霧馬山に寄り倒しで敗れ、3敗目。
結び前で登場したかど番の大関御嶽海も関脇大栄翔の突き出され、6日目から元気なく4連敗。3勝6敗となった。
今場所は6日目に1横綱3大関が全て平幕に敗れる波乱の一日があったが、またも上位陣が崩れた。