宇良が150キロ大台到達で“増量完了宣言”「やっとこの境地に」

 申し合いで相手を押し込む宇良(右)
 金峰山(左)の突き押しをかわす宇良
 すり足をする宇良
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  大相撲の幕内宇良(木瀬)が5日、都内の部屋で稽古後に取材に応じた。この日は新十両の金峰山らと10番取って8勝2敗で、力強い押しも目立った。秋場所(11日初日、両国国技館)へ向け「生き残れるように頑張りたい。自分にとっては15日完走するのは当たり前じゃないので」と抱負を語った。

 先月30日に日本相撲協会から発表された体重は自己最高の151キロと大台に到達。「やっとこの境地に。やっとですね」としみじみ実感を込めた。65キロの大学生だった20歳の頃から10年かかって約85キロアップ、初土俵時の113キロからでも40キロ近くアップ。「もういいかなと」と笑い「勝てないのは体重のせいではない。そう思える体重になりました」と増量完了を宣言した。

 これまでは手軽にタンパク質を摂取するため、マクドナルドのダブルチーズバーガーを深夜の常食にしてきた。最近はジャンクフードを減らし、コンビニの高タンパク質ヨーグルトや卵焼きなど、脂質を抑えた食べ物にシフト。「ちょっと食事を変えていって、素質を高めていきたい」と高品質の“ニューボディー”を目指す。

 名古屋場所は、優勝した逸ノ城に千秋楽で敗れ、7勝8敗で負け越し。それでも「なかなか出せない実力を出せた」と納得の成績だったという。秋場所も番付は西前頭3枚目に据え置き。新三役を期待する声には「まだ気持ちがついていっていない感じもある。力がないのは露呈しているので」としつつ、目標にはするかという問いには「もちろんです」と大きくうなずいた。

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