仙台育英、歓喜の凱旋 悲願の優勝旗、白河の関越える

 全国高校野球選手権大会で優勝し、東北勢として春夏通じて初めて甲子園大会の頂点に立った仙台育英高(宮城)の選手らは23日午後、仙台市に凱旋し、悲願の優勝旗が初めて白河の関を越えた。JR仙台駅や校舎で、大勢の市民や生徒の拍手で出迎えられ、地元は歓喜に包まれた。

 新幹線で仙台駅に到着した選手らは午後2時55分ごろ、優勝の盾とともに中央改札口に姿を見せた。「おめでとう」と次々に声がかけられ、五十嵐浩駅長が選手に花束を手渡した。

 選手らはその後、報告会に出席。佐藤悠斗主将は「東北の皆さんにとって、この夏のいい思い出になれたことがすごくうれしい」と喜びをにじませた。

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