三浦佳生はSP3位 7月末にコロナ感染で「いたる所にある意味後遺症」
「フィギュアスケート・げんさんサマーカップ」(11日、滋賀県立アイスアリーナ)
男子ショートプログラム(SP)が行われ、今年の四大陸選手権3位の三浦佳生(オリエンタルバイオ・目黒日大高)が80・11点で3位発進した。首位は山本草太(中京大)の95・15点、2位は友野一希(上野芝ク)の82・43点だった。男子フリーは13日に行われる。
三浦は冒頭の4回転サルコーを着氷したが、続くトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)でややバランスを崩しながら降りた。最後の4回転トーループ-2回転トーループの連続ジャンプは着氷したが、3位発進となった。
7月末に新型コロナウイルスに感染。39度後半の高熱、倦怠(けんたい)感、のどの痛みに苦しんだだけに、復帰には「すごくホッとしている。体力もめちゃめちゃ落ちて、筋力もまだ戻ってない。その中でできるか不安もあって、感覚が戻ってないけどできて良かったです」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
コロナ感染で「いたる所にある意味後遺症が残っている」という。体重は3キロ落ちており、「食欲はあるのに食べられない。体もやせちゃいましたし、たくさんとらなきゃいけない栄養もとらなかったので、にきびも(できた)」と苦笑いで振り返った。