瀬戸が200m個人メドレーで銅メダル 5大会連続表彰台「人生懸けてパリまで頑張りたい」

瀬戸大也の平泳ぎ。銅メダルを獲得した(共同)
表彰式で、記念写真に納まる銅メダルの瀬戸大也(右)。中央は優勝したフランスのレオン・マルシャン(共同)
獲得した銅メダルを手にする瀬戸大也(共同)
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 「競泳・世界選手権」(22日、ブダペスト)

 男子200メートル個人メドレー決勝が行われ、昨夏の東京五輪代表の瀬戸大也(TEAM DAIWA)が1分56秒22で銅メダルに輝いた。これで5大会連続の表彰台。同400メートルを制したレオン・マルシャン(フランス)は1分55秒22で2冠を達成した。

 瀬戸は先頭集団に少し遅れた4位で前半を折り返すと、手応えを語っていた第3泳法の平泳ぎで一気に差を縮めた。第4泳法のクロールでは、残り25メートルでエンジン全開。息継ぎなしで泳ぎ切り、4位とコンマ2秒の戦いを制した。

 「400(個人メドレー)は決勝で思うような泳ぎができなかったので、ラストレースはしっかりと納得できる形で日本に帰りたいと思った。できることをやり切って、なんとかメダルを持って帰れたのは、ここからパリ(五輪)に向けていいスタートかな」とレースを振り返った。

 大会初日に行われた大本命の同400メートルでは「うまく泳げなかった」と6位。優勝したマルシャンには約7秒も離され、世界との差を痛感させられた。瀬戸は「今回の結果も重く受け止めて、人生懸けてパリまで頑張りたいと思う。若い選手と切磋琢磨(せっさたくま)して、自分も高みを目指したい」。

 瀬戸は個人種目を全て消化。競泳全日程終了後に帰国予定で、加藤健志コーチとともに、本格的に24年パリ五輪を目指す。「今大会でいい刺激を受けた。すごい選手が現れて、自分は何もないと思っている。あとは挑戦していくだけ。1日1日大切にパリまで過ごさないと、また散々な結果になる。ラップタイムを見てても絶望的ではないと思うので、本気で頑張りたい」と力を込めた。

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