ラグビー日本代表22年白星発進 代表初トライ根塚「自信持てた」

 「ラグビー・テストマッチ、日本34ー15ウルグアイ」(18日、秩父宮ラグビー場)

 日本代表(世界ランキング10位)は22年最初のテストマッチとなるウルグアイ代表(同19位)との対戦で5トライを挙げ、34-15で快勝した。今回の第1戦には宮崎で合宿中の主力組以外の代表候補選手が出場し、9人が初キャップを獲得。代表デビューのWTB根塚洸雅(23)=東京ベイ=が初トライ、プロップ浅岡俊亮(25)=トヨタ=も力強いプレーでアピールした。ウルグアイとの第2戦(25日、ミクニワールドスタジアム北九州)は主力組が出場予定。

 生き残りへ、初キャップで大きなアピールとなった。19年W杯に出場したウルグアイを相手に代表候補メンバーで完勝。今年最初のテストマッチを白星で飾り、ジョセフヘッドコーチは「しっかり力を出せていた」と評価した。

 初キャップ9人の中でもリーグワン初代新人賞を獲得した根塚が違いを見せた。前半10分に逆サイドからつながれたパスを最後に受け、先制となる代表初トライ。「プレッシャーも感じた」と話すが、「世界で通用すると自信を持てた」と手応えも十分だった。

 FWでは、浅岡が激しいタックルを受け、目を腫らしながら躍動。スクラムの強いウルグアイから反則を次々と誘い、セットプレーでは押し切った。「短い準備でスクラムは毎日組んできた」。完成度は高く、練習の成果が現れた。

 「いいチームだった。これから日本はどんどん強くなる」とSO田村主将。宮崎合宿中の主力組への昇格を懸けたし烈なメンバー争いが、選手層の拡大にもつながった。

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