大相撲で各部屋間を行き来する出稽古が6日に解禁初日を迎え、元大関の幕内高安が小結大栄翔らがいる埼玉県草加市の追手風部屋に出向くなど、各部屋が動き始めた。新型コロナ感染対策のため、出稽古は2020年3月の春場所前を最後に自粛。高安は「懐かしさと充実感がある。うきうきしたような気持ちで稽古できた」と晴れやかな表情で話した。
高安は大栄翔と最後に続けて9番取るなど、計18番で11勝7敗。幕内翔猿らとも番数を重ねた。所属する田子ノ浦部屋には自分以外に関取がいない環境とあって「部屋でやるより何倍もいい稽古ができる。本当に皆さんの配慮に感謝したい」と緩和を喜んだ。