佐田の海 35歳「今が一番力が出ている」自己最多11勝で8年ぶり敢闘賞
「大相撲夏場所・千秋楽」(22日、両国国技館)
35歳ベテラン佐田の海(境川)が自己最多11勝(4敗)で締めた。新入幕で10勝を挙げた2014年夏場所以来の三賞となる2度目の敢闘賞。「体の調子もよく内容も充実。評価してくれてうれしい」と喜んだ。
千秋楽、トップを走る隆の勝の夢を砕いた。立ち合い、もろ差しとなり猛攻。土俵際まで寄られながら、最後はこん身のすくい投げ。優勝決定戦の可能性を残して、結びの一番の結果を待った。
「相手は緊張していると思って。土俵に上がったら有利と思った。緊張感もなく体がよく動いた」と最後まで自身の相撲を貫いた。
横綱照ノ富士がそのまま逃げ切り優勝したが佐田の富士は35歳にして価値ある“準V”。「今場所、一番、力が出ている。今場所のような相撲を取れば、まだいける」と手応え。来場所以降も優勝争いに絡む自信も得た。
衰え知らずの理由は師匠・境川親方(元小結両国)の存在。「帰ったら師匠が『いい相撲だった』と褒めてくれる。師匠に褒めてもらえるのが一番うれしいので」と、師匠のおかげで取れた三賞だ。
緻密な体調管理やトレーニングでまだまだ成長中。「あしたからまた来場所に向けた体の手入れをして、週の半ばにはトレーニングを始める」と完全オフはなく、名古屋場所(7月10日初日、ドルフィンズアリーナ)を見据えた。


