堀米雄斗、楽天と契約「スケボーを五輪だけで終わらせたくない」文化醸成へタッグ
スケートボード・ストリート男子で東京五輪金メダルの堀米雄斗(23)=ミクシィ=が26日、楽天のグループ会社である「Rakuten Sports」と戦略的パートナーシップ契約を結んだことを発表した。今後はイベント開催など、国内外のスケートボード文化の醸成を目的としたプロジェクトを共同で推進していくという。
堀米は都内で会見し「(楽天と)一緒にスケートボードカルチャーを広めていきたい。スケートボードが五輪(種目)に決まって色んな人に知ってもらえることになったが、この(競技普及の)機会を五輪だけで終わらせたくない。もっとスケートボードを盛り上げたい」と話した。
楽天はプロ野球・楽天やJリーグ神戸のほか、グループを通じてサッカーのMFイニエスタ、バスケットボールの町田瑠唯、馬場雄大らアスリートに対する支援にも力を入れている。
堀米とは今年4月からの複数年契約で、今後は同社を通じてスケートボードのイベントやオンラインアカデミー、オリジナル映像製作などのプランがあるという。楽天グループの安藤公二常務執行役員は「堀米選手は世界を代表するプロスケートボーダーで、今後もますますの活躍を期待している。これから次代を担うスケートボーダーをエンパワーメント(奨励)し、スケートボードカルチャーを醸成していきたい」と期待を込めた。
堀米は日本初開催のXゲームで優勝を飾ったばかりのトップ選手だが、競技としてのスケートボードだけでなく、かねてから米国に拠点を置き、ストリートでの映像製作などカルチャー面の発信にも力を入れている。「楽天と契約して、日本のスケートカルチャーを盛り上げたい。日本ではスケート人口も増えているし、小さい子からレベル高くて楽しみ。僕も次の世代をサポートできる存在になっていきたい」と力を込めた。