阿部一二三、五輪後初戦は豪快一本勝ち 電光石火の一本背負いで会場どよめき 全日本体重別

 「柔道・全日本選抜体重別選手権」(3日、福岡国際センター)

 10月の世界選手権(タシケント)代表選考会を兼ねて行われた。男子66キロ級は、東京五輪金メダルの阿部一二三(24)=パーク24=が五輪後初の実戦。1回戦では、21年学生王者の新井雄士(皇宮警察)に3分2秒、一本背負い投げで一本勝ちした。

 久々の有観客試合で、五輪王者があいさつ代わりの豪快な勝ちっぷりを見せた。序盤は組み手争いに時間を要したが、3分過ぎ、阿部は相手の袖口をとって左引き手を持つやいなや、珍しく一本背負いに入り、瞬く間に一気に引っこ抜いて畳にたたきつけた。速さ、強さともにそろった「一本」に、会場ではどよめきとともに拍手が起こった。

 順当に勝ち進めば、20年12月の東京五輪代表決定戦で争った、世界王者の丸山城志郎(ミキハウス)と決勝で対戦する可能性がある。

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