新谷仁美がマラソンで初世界代表「2度と走りたくない」から翻意 陸連「書面で」確認

 日本陸上連盟は29日、理事会を開催し、世界選手権(7月、米オレゴン州)のマラソン代表を決定した。女子は、東京五輪8位入賞の一山麻緒(ワコール)、大阪国際優勝の松田瑞生(ダイハツ)、3人目には、今月の東京マラソンで一山に次ぐ日本人2位に入ったハーフマラソン日本記録保持者の新谷仁美(積水化学)を選出した。

 新谷はマラソン“再卒業”宣言から一転、マラソンでは初の世界選手権代表入りとなった。3月6日の東京マラソンで13年振りにフルマラソンに挑戦。日本歴代6位の2時間21分17秒をマークし、日本人2位の7位に入ったが、「2度と走りたくない」と今後の挑戦については否定的な考えを示していた。

 しかし、日本陸連は代表候補選手に世界選手権への出場意思を確認し、新谷からも前向きな回答を得たという。山崎一彦強化委員長は「書面で出場の意思を確認し、(新谷)本人の署名もいただいています」と説明。高岡寿成・マラソンシニアディレクターは「(新谷は)1万メートル、ハーフマラソンの日本記録も持っている選手。マラソンでさらにいい記録、順位を期待しています」と話した。

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