日本学生記録樹立の鈴木優花「パリ五輪でメダルを」 瀬古副会長も称賛「1番の新人賞」

 日本学生記録を更新し、笑顔でゴールする鈴木優花
 力走する鈴木優花(手前)
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 「名古屋ウィメンズマラソン」(13日、バンテリンドームナゴヤ発着)

 世界選手権(7月、米オレゴン州)代表選考会などを兼ねて行われ、初マラソンに挑んだ大学4年生の鈴木優花(大東大)が、日本学生記録となる2時間25分02秒で日本人3位の5位に入る快走をみせた。

 14年の大阪国際で前田彩里(仏教大)がマークした2時間26分46秒を大幅に更新した。来秋に行われるパリ五輪代表選考会のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)出場権も獲得し、上々のマラソンデビューを飾った期待のホープは「大学ラストレースになったけど、今できる精一杯の走りをするだけと思っていた。35キロ過ぎからきつかったが、とにかくもがいて、最後MGCの切符を獲得できたのは大きな収穫」と、胸をなで下ろした。

 卒業後は実業団の強豪・第一生命で競技を続ける。「近い目標はパリ五輪に日本代表として出場してメダルを獲る、入賞するのを目指して頑張りたい」と、誓った。

 次世代の活躍に日本陸連の瀬古利彦副会長は「1番の新人賞。学生新記録、将来性をみせてもらった。将来が楽しみ」と、目を細めた。

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