高木菜那 引退へ「最後のレースというつもり」上々タイムで5位

 「スピードスケート・W杯最終戦」(12日、へーレンフェイン)

 女子1500メートルは北京五輪銀メダルの高木美帆(27)=日体大職=が1分53秒32で制した。今季W杯は出場4レース全勝。高木菜那(日本電産サンキョー)は5位、佐藤綾乃(ANA)は9位、押切美沙紀(富士急)は11位だった。

 北京五輪で団体追い抜き銀メダル、平昌五輪で2つの金メダルを獲得した高木菜那(29)=日本電産サンキョー=が12日のレースを終え、引退する意向を示した。妹の美帆とともに女子1500メートルに臨み、1分54秒台の上々の記録。今季を集大成と位置付けてきた29歳のスケーターは「最後のレースというつもりではいる。日本に帰ってから気持ちを整理して、きちんとそういう場を設けて話したい」と今季限りで現役を退く考えを明かした。

 かつて拠点を置いた期間もあるオランダで、最後のレースを滑ることを望んできた。「最後の締めくくりとしてはいいレースができたと思う」とすっきりした表情で語った。

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