宇野昌磨 前日練習で右足首負傷もなんの!今季世界最高で首位発進 ガッツポーズ「こみ上げる気持ちが」

宇野昌磨の演技(撮影・堀内翔)
着氷を決める宇野昌磨(撮影・堀内翔)
首位発進の宇野昌磨(中央)、右は2位のマリニン、左は3位のチャ・ジュンファン(撮影・堀内翔)
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 「フィギュアスケート・世界選手権」(23日、さいたまスーパーアリーナ)

 男子ショートプログラム(SP)が行われ、北京五輪銅メダルで、日本勢初の大会連覇がかかる宇野昌磨(25)=トヨタ自動車=は104・63点で首位発進。今季の自己ベスト99・99点を更新し、今季世界最高点をたたき出した。

 赤の衣装で登場した宇野は、演技冒頭の4回転フリップを着氷。続く4回転トーループ-2回転トーループ、演技後半のトリプルアクセルも着氷した。フィニッシュポーズを決めると、力強く拳を握ってガッツポーズ。得点を確認すると、納得の表情でうなずいた。

 演技後は「ジャンプは一番不安な部分が大きかったけど、及第点のジャンプが跳べた」と振り返り「最近は結構冷静に演技後もいたけど、今日はこみ上げる気持ちがあった」と明かした。

 右足首の状態については「ひねった直後はやばいと思ったが、予防をしていたので想像より遥かに少ない支障だった。朝の練習は探り探りやった」とし「僕は直前にジャンプを変えて成功した例がない。6分間でもいつも通りだったし、演技中も右足は支障が全くなく滑ることができた」と説明した。

 宇野は22日の公式練習中に4回転サルコーで転倒し、右足首を負傷。練習を途中で切り上げるアクシデントに見舞われた。この日の朝の公式練習では、曲かけ以外4回転は飛ばずに調整していた。

 前回大会6位の友野一希(24)=上野芝スケートク=は92・68点で7位。初出場の山本草太(23)=中京大=は75・48点で17位だった。

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