ラムズ、劇的逆転22年ぶり優勝 MVPカップ「言葉にできない」 ドナルドは男泣き

優勝トロフィーを手に喜ぶラムズのミラー(右)=イングルウッド(ロイター=共同)
第4クオーター終盤に勝利を確信して喜ぶラムズの選手たち=イングルウッド(AP=共同)
抱き合ってタッチダウンを喜ぶラムズの選手たち=イングルウッド(USAトゥデー・ロイター=共同)
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 「NFLスーパーボウル、ラムズ23-20ベンガルズ」(13日、イングルウッド)

 ラムズ(NFC西地区1位)がベンガルズ(AFC北地区1位)を逆転で破って22年ぶり2度目の優勝を果たした。8回のレシーブで92ヤードを稼ぎ、決勝TDを含む2つのTDを記録したラムズのWRクーパー・カップがMVPを受賞した。

 ラムズは第1Q残り6分26秒にQBスタッフォードからWRベッカムへ17ヤードTDパスを成功させて先制。7-3の第2Qにはスタッフォードが自陣25ヤードから35ヤードと25ヤードのパス、最後はカップへ11ヤードTDパスを通してその差を広げた。

 2年目のQBバロウを擁し、33年ぶりに大舞台に立ったベンガルズは第2Q残り5分52秒に若き司令塔からパスを受けたRBミクソンがエンドゾーンに走り込んだWRヒギンズへTDパス。圧巻のトリックプレーで点差を縮めた。さらに第3Q開始直後にはバロウズがプレーアクションから敵陣深くに走り込んだヒギンズへ75ヤードのTDパスを決めて逆転に成功。その後は互いにFGで加点し、ベンガルズが20-16とリードし、最終Qを迎えた。

 昨年の覇者バッカニアーズに続く本拠地開催となったラムズ。“地元ファン”を前に意地を見せたのは第4Q残り6分だ。自陣20ヤードからショートパスでリズムをつくり、敵陣レッドゾーンに進入。最後はスタッフォードからカップへ1ヤードのTDパスで試合をひっくり返す。スタッフォードは4分48秒間の攻撃でパス11回のうち7回を成功させて57ヤードを獲得。時計の針は残り1分25秒を指していた。最後はラムズのDEドナルドがバロウからこの日2つ目のサックを記録し、ベンガルズの息の根を止めた。

 ラムズ一筋5年目のカップはMVPの受賞に「みんなが互いに信頼し合ってプレーした。自分がこの賞にふわさしいとは思っていない。今はチームメート、コーチ、家族に感謝の気持ちでいっぱいだ。言葉にできない」と感無量。セントルイス時代を含めて8年目、最優秀守備選手に3回選出されているドナルドはフィールド上で人目もはばからず、涙を流した。

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