飛び込み 三上紗也可が優勝 パリ五輪へ「個人とシンクロでメダル」

優勝した三上紗也可の演技
女子3メートル飛び板飛び込みで優勝した三上(中央)=日本水泳連盟提供
3本目の演技を行う三上
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 「飛び込み・翼ジャパン・カップ兼国際大会代表選手選考会」(13日、浜松市総合水泳場)

 女子3メートル飛び板飛び込み決勝が行われ、東京五輪代表の三上紗也可(21)=米子DC/日体大=が345・20点で優勝した。

 三上は持ち前の高いジャンプを生かし、5本中4本の演技で審判員から、8点以上の評価を得る圧巻の演技だった。日本女子で三上しか飛ぶことのできない大技5154B(前宙返り2回半2回ひねり)も披露。決勝は踏切でミスがあったものの、予選では76・50の今大会女子3メートル飛び板での最高得点をマークした。「失敗はあったが、安定して飛べたので良かった」と会心の汗を拭った。

 東京五輪の時には、決勝進出を優先し、温存した大技。それが今や、予選から飛べるほどの成長を遂げた。「(5154Bは)自分にとってなくてはならない技。技の難易度を落としちゃうと気持ち的に楽してる自分が嫌になる。攻めて飛びたいなと思った」。パリ五輪を目指す三上は成長の一途。「パリでは必ず個人とシンクロで取ると言う目標を常に持っている。東京五輪のような失敗をしないように頑張りたい」と五輪の雪辱を誓った。

 三上は、日本水泳連盟の飛込委員会が定めるシード選手(MPA)に指定されており、国際大会の派遣において、優先的な選考をされることが決まっている。さらに今大会の予選、決勝の合計点でも1位となり、世界選手権(ブダペスト、6月25日~7月3日)の代表入りは濃厚だ。「どんな踏切でもノースプラッシュで入る所が足りてない」。課題を掲げ世界舞台を見据えた。

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