大相撲・新十両の島津海 初場所で定年元若嶋津の先代師匠に恩返し

 大相撲春場所(3月13日初日、エディオンアリーナ大阪)の番付編成会議が26日、両国国技館で行われ、島津海(25)=放駒=と熱海富士(19)=伊勢ケ浜=が新十両に昇進した。

 島津海は鹿児島・種子島の西之表市出身。先代師匠の荒磯親方(元大関若嶋津)が定年を迎えた初場所で、西幕下2枚目で4勝3敗と勝ち越して新十両昇進を決めた。「もうちょっと前に上がって上で活躍して花をそえたかったけど、最後にこういう形で終われてよかった。『おめでとう』と喜んでくれました」と、何とか間に合った恩返しを喜んだ。

 幕下上位に上がったここ2年ほどはケガもあって停滞。昨年夏場所から、本名の中園から改名した。「先代から若嶋津の島津をいただいて、その名前に負けないように頑張ろうと、一段階、気持ちが上がりました」。改名も発奮材料にして、関取の座をつかんだ。

 師匠の放駒親方(元関脇玉乃島)は「正々堂々と真っ向勝負で、ファンの方が喜んでくれる相撲を取ってほしい」とゲキ。将来の目標を「幕内には上がりたいです」と掲げた弟子に「それでいいの?」と問い「三役に上がりたいです」と上方修正させていた。

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