横浜開幕2連勝 田村「強さ見せられた」前回大敗神戸に圧勝34点差リベンジ 

 「ラグビー・リーグワン、横浜55-21神戸」(15日、日産スタジアム)

 1部の3試合が行われ、本拠地開幕戦となった横浜は8トライで55-21と神戸に圧勝し、開幕2連勝。トップリーグ(TL)時代から神戸戦は通算2勝8敗となった。優勝候補と目されていた神戸は開幕2連敗。

 日産スタジアムでの本拠地開幕を圧勝で飾った。主将のSO田村は「素晴らしいスタジアムで強い相手とできた。自分たちの強さを見せられた」。優勝候補にも挙げられる神戸を34点差で破って開幕2連勝とした。

 「前半からぶっ飛ばしていこう」(沢木監督)。試合開始1分から攻めた。敵陣で田村のキックパスにWTB松井が走り込み、決めた先制トライを皮切りに前半だけで5トライ。後半もマン・オブ・ザ・マッチに選ばれたCTB梶村が3トライ目を挙げるなど、最終的にチームは8トライを奪った。

 神戸相手にTL時代は1勝8敗とほぼ勝てず。10-73と完敗した昨季の試合後には、沢木監督が「現状このレベル。ラグビーは格闘技のスポーツなのでコンタクトが嫌いなら違うスポーツをやればいい」と、情けない戦いぶりに、選手へ怒りをあらわにしたこともあった。

 1シーズン後の新リーグで見事に完勝リベンジ。20年の就任当初は社員選手とのモチベーションなどに差があったものの「言うことは言う」と厳しい姿勢で戦う集団へ変えて見せた。「選手のマインドは変わってきている。次のステージを目指す」。強くなった横浜が上位へ突き進む。

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