「大相撲初場所」（９日初日、両国国技館）

　初日を翌日に控えた８日、土俵祭り後に優勝額の贈呈式が行われ、昨年秋場所、九州場所を連覇した横綱照ノ富士（３０）＝伊勢ケ浜＝が２枚の優勝額を受け取った。新横綱から２場所連続で優勝し６枚目の優勝額。栃木山以来１０３年ぶりとなる新横綱から３場所連続Ｖへ「あしたから１５日間、いい相撲を見せて頑張りますのでよろしくお願いします」と意気込んだ。

　東京開催場所の責任者である尾車事業部長（元大関琴風）は電話取材に応じ「二つ三つ、頭が抜けて安定している」と照ノ富士を優勝の大本命としつつ「照ノ富士以外の力士の奮起に期待しています」と希望。真っ先に関脇御嶽海の名を挙げ「一番大関に近い御嶽海は、大関にかける意気込みを土俵で発揮してほしい」と、打倒横綱の候補に指名した。さらには「彼の存在が加わると面白くなる」と、宇良の活躍にも期待した。