尾車事業部長 御嶽海に打倒照ノ富士を期待「大関にかける意気込みを発揮してほしい」

 「大相撲初場所」(9日初日、両国国技館)

 初日を翌日に控え、安全を祈願する土俵祭りが8日、行われた。

 東京開催場所の責任者である尾車事業部長(元大関琴風)が電話取材に対応。オミクロン株による新型コロナ感染者が急増する中で迎える状況に「厳重に注意しながらの場所になる。とにかく場所中に感染者が出ないように、何とか15日間無事に終わらせることだけを今、考えている」と対策の徹底を強調した。

 優勝の展望については、横綱照ノ富士を「二つ三つ、頭が抜けて安定している」と大本命にしつつ「照ノ富士以外の力士の奮起に期待しています」と希望。真っ先に関脇御嶽海の名を挙げ「一番大関に近い御嶽海は、大関にかける意気込みを土俵で発揮してほしい」と、打倒横綱の候補に指名した。さらには貴景勝、正代の両大関に加え「上位に実力のある役者がそろっている。特に宇良なんかね。彼の存在が加わると面白くなる」と、宇良の活躍にも期待した。

 今年4月の自身の定年を前に、尾車部屋は今場所限りで閉鎖。尾車事業部長は「もちろん全員好成績で終わりたい気持ちはやまやまだけど、勝負ですから。休場する者が出ないように、最後まで元気に(相撲を)取ってくれたらうれしい」と弟子たちの健闘を祈った。

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