関学大 40点差圧勝で甲子園ボウル4連覇!史上最多32度目V RB斎藤陸がMVP
「アメフト・甲子園ボウル、関学大47-7法大」(19日、甲子園球場)
関学大(西日本)が法大(東日本)に47-7で圧勝して4連覇し、史上最多の優勝回数を32度に更新した。後半開始直後に13-7と6点差に迫られたが、終盤に得点を重ねて突き放した。甲子園ボウル最優秀選手にランとパスで2TDをマークした関学大のRB斎藤陸(4年)、敢闘選手は法大のRB星野凌太朗(3年)、年間最優秀選手に贈られるミルズ杯は関学大のRB前田公昭(4年)が獲得した。
4年間、苦楽を共にした仲間の思いも背負った完璧な走りだった。第1Q1分27秒、ゴール前13ヤードから左オープンへのランで、RB斎藤がブロッカーをうまく使って左隅ぎりぎりに飛び込み先制。「4年間で一番落ち着いてプレーできた」と自身甲子園初TDを振り返った。
関西リーグMVPで副将のRB前田が万全の状態ではなかった。立命大との5日の西日本代表校決定戦で、第1Qに右足首を負傷。痛みを隠し続けて最後までプレーした代償は大きく、この日まで一度も練習できなかった。
一時は「お前がおらな勝てへん」と弱音をはいた斎藤に、前田は「それはアカンやろ」とゲキを飛ばした。下級生の頃から試合で活躍する2人だが、4年生の今年は「一人一人で攻撃を引っ張ろう」と誓い合ったからだ。
この日、前田は出場を直訴して先発メンバーにこそ名を連ねたが、本調子にはほど遠くプレー数もわずか。エース不在の危機を救ったのは、同じRBの仲間だった。
「出たくても出られない前田の分まで、という思いだった」。そう斎藤が振り返れば、前田も「僕がけがをして、一番やってやろうと思ったのは斎藤。いいプレーをしてくれて、報われてよかった」とねぎらった。
終わってみれば40点差の圧勝。夏にチームを襲ったコロナ禍を乗り越えての4連覇だ。「4年生の踏ん張り方が、他校より勝っているのかなという気がする」と大村和輝監督。頼もしい4年生RB2人が、誇らしげにトロフィーを掲げた。





