細谷恭平が日本人トップの2位でMGC権 最後の福岡国際は消耗戦、ゴール後立てず

 日本人最上位の2時間8分16秒で2位となった細谷恭平
細谷恭平
 優勝したマイケル・ギザエ(左)とスズキの藤原新監督(代表撮影)
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 「福岡国際マラソン」(5日、平和台陸上競技場発着)

 細谷恭平(黒崎播磨)が2時間8分15秒で日本トップの2位となった。24年パリ五輪への第一歩となった今大会。五輪代表選考大会であるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC、23年秋開催予定)の出場権も獲得した。

 競技場に戻ってきた細谷は口をあけ、苦しそうな様子を見せていたが、優勝のマイケル・ギザエ(スズキ)を追い掛け、走り切った。ゴールすると倒れ込み、なかなか動けず。スタッフに抱きかかえられて運ばれた。恒例の中継局によるインタビューも、ギザエも含めて消耗から立ち上がれないことを理由に放送内では行われなかった。

 今回のレースでMGC出場権を獲得したのは、細谷に加え、大塚祥平(九電工)、高久龍(ヤクルト)、上門大祐(大塚製薬)の合計4人。

 元日本記録保持者で優勝候補に挙げられていた設楽悠太(ホンダ)は20キロ地点で途中棄権した。

 1947年の初開催から75回目となった伝統のレースは、今大会が最後の開催となった。

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